【効能】
清熱除湿、退黄疸
黄疸に用いる。
茵蔯蒿は苦泄下降し、清利湿熱の効能があるので黄疸を治療できる。
湿熱による黄疸にかぎり主薬とすることができる。
単味で大量に煎じて服用するか、大黄、山梔子を配合する茵蔯蒿湯を使用する。
顕著な尿量減少があれば、他の利湿薬を配伍する。
寒湿による陰黄には、相須である附子、乾姜などの温中薬を配合すべきである。
このほか、湿疹掻痒なとに用い、清利湿熱の作用を利用する。
煎湯して内服し、あるいは患部を洗う。
【基原】
キク科 Compositae のカワラヨモギ Artemisia capillaris THUNB. の幼苗
【性味】
苦/微寒
【帰経】
脾、胃、肝、胆
【用法・用量】
1日5～10グラム。