【効能】 清熱解毒、凉血散腫 1.熱毒による発斑および血熱妄行による吐血、喀血、衄血などの証候に用いる。 発斑を治すときに、石膏、生地、升麻を配伍する。 血熱による吐血、衄血証に単独で青金散として用いる。 また側柏葉、白茅根なども配伍する。 2.小児驚風、発熱、痙攣証に用いる。 本品はよく清肝胆鬱火でき、また解毒できるので、収息風止痙の効能がある。 常に牛黄、釣藤鈎といっしょに用いる。 3.熱による咳、喘息、粘稠な痰を吐く証候に用いる。 瓜萎仁、貝母、海浮石を配伍する。 4.流行性耳下腺炎および熱毒による瘡癰に用いる。 内服でも外用でも清熱解毒、凉血散腫の効能を持つ。 単独あるいは玄参、銀花、連翹などを配伍する。 【基原】 マメ科 Leguminosae のキアイ Indigofera tinctoria L. 、キツネノマゴ科 AcanthaceaeのStrobilanthes cusia O. KUNTZE 、タデ科 Polygonaceae のアイ Polygonum tinctorium LOUR .、その他の植物から製したインジゴを含む粉末。 【性味】 鹹/寒 【帰経】 肝 【用法・用量】 煎剤、散剤、丸剤。1日1〜3グラム。

|